忙しい法務パーソン必見!これだけは抑えるべき無料法務メディアを厳選紹介!

目次

はじめに

一人法務の成功に向けたTipsを紹介した記事の中で、「弁護士への相談を行う際には、どんなに忙しくても、簡単なリサーチを行い『あたり』をつけ」ることが、自己研鑽には重要であると述べました。

しかし、日々法務業務に追われている状況では、「あたり」を付けるリサーチに十分な時間を確保すること自体にも頭を悩ましている方が多いのではないでしょうか。

同様に、法改正の動向などの情報を日々収集する時間もない、というお話もよく聞きます。

そこで、本記事では、時間のないときのリサーチや日々の効率的なインプットに役立つ、「最低限これは参照すべき!」という無料メディアを紹介していきます!ぜひ、日々の法務業務にお役立てください!

突発的な案件に対してリサーチするのに便利なメディア

リサーチの最初の一歩

図1 BUSINESS LAWYERSのトップページ

時間がないときのリサーチにお勧めなのが、弁護士ドットコム株式会社が運営している法務メディア「BUSINESS LAWYERS」です。企業法務に関するニュースのまとめや、特定のトピックに対して深堀りをした「特集」記事も有用ですが、ここで紹介したいのは、「実務Q&A」です。

「実務Q&A」には、短時間(5~10分)で読める記事が多く、キーワード検索ができるため、突発的な案件に対して概要をつかむためのリサーチをするのに便利です。

リサーチという観点からさらに特筆すべきなのは、その記事の執筆者が他に書いた記事や、その記事を読んだ人の多くが併せて読んでいる記事を参照できる点です。

図2 ある「Q&A」記事の末尾部分。赤枠部分をクリックすれば、関連記事に飛べたり(下部の赤枠)、当該記事の執筆者が書いた他の記事の一覧を見られたりする(上部の赤枠)。

これらの記事は、元の記事と関連性の高いものであることが多く、最初に開いた記事から2~3クリックで、知りたい内容がピンポイントで書かれた記事にアクセスできます。そのため、まずはリサーチしたい内容に近い記事にアクセスしてみる、という姿勢が大事になってきます。

先端的な法分野のリサーチのためのメディア

ベンチャー・スタートアップの法務では、扱う事業内容の関係上、特定の先端的な法分野・領域のリサーチを求められる機会も多いのではないでしょうか。

そのような場合のリサーチについては、まずはZeLoジャーナルで記事を探すことをお勧めします。

図3 ZeLoジャーナルのトップページ

ZeLoジャーナルは、法律事務所記事ZeLo・外国法共同事業(以下「ZeLo」)が運営するメディアで、特定の法領域についての解説記事が公開されています。

説明が丁寧なものが多く、「あたり」をつけるうえでは有用な記事が多い印象です。脚注が豊富な記事も多く、更なるリサーチがしやすいため、リサーチのとっかかりにお勧めです。

ZeLo以外にも、先端的な法分野のリサーチに有用な記事をHP内で出している法律事務所は存在します(TMI総合法律事務所STORIA法律事務のブログなど)。また、特定の法分野に限って専門的なコラムを出している事務所もあります(例:骨董通り法律事務所のコラム)。

外部の弁護士に依頼をかける場合には、その方が記事・コラムを書いていないか、一度調べてみるとよいでしょう。

【LOL編集部の気になるメディア:Business & Law】

Business & Law 合同会社が運営するメディア「Business & Law」は、本記事公開日時点でメディア立ち上げからまだ日が浅く、記事数が多くはないのですが、丁寧な解説がされている記事が多い印象です。

純粋な法律トピック以外の記事(リーガルオペレーションに関する記事など)も順次公開されており、今後記事が増えていくことが非常に楽しみなメディアです。

日々のインプットにおすすめのメディア

次に、個別対応に関わらず、日々の情報のインプットに役立つ記事をご紹介していきます!

法改正動向など、法務情報のキャッチアップに有用なメディア

メルマガ

図4 商事法務メルマガのアーカイブ画像。官公庁関連の主要な情報が網羅されており、特に規制法に関係する事業の法務パーソンにお勧め。

株式会社商事法務が発行する商事法務メールマガジンが、(一部の記事については有料ですが)法改正から企業動向まで幅広いテーマを扱っており、網羅性がありおすすめです

メルマガという形式で、原則毎週2回(火・金)メールが届くため、受け身ながら必要な情報を受け取ることができるのも良い点です。

ウェブサイト

図5 サインのリ・デザインのトップページ。「リーガルデザイン」は毎週月曜日に掲載される。

リーガルテックベンダーとしてさまざまなテーマについて濃い情報発信をしている先駆けとして欠かせないのが、サインのリ・デザインです。直近はテーマを絞った連載記事や「リーガルデザインニュース」などのまとめ記事も発表しており、更に魅力がアップしました。

図6 契約ウォッチのトップページ。「法改正カレンダー」以外にも豊富なコンテンツが存在。

同じくリーガルテックベンダーである、株式会社 LegalForceが運営する、契約ウォッチもお勧めです。トップページの法改正カレンダーで法改正の状況を把握できるうえ、改正内容が記事化されているものもあり、柔らかいUIも相まって日々のインプットにはうってつけです。

法律事務所のニューズレター

法律事務所の中には、法改正・ニュースの動向を解説付きでニューズレターの形でまとめて公開しているものがあります。自らが指定した分野のレターのみをメルマガの形で受け取ることができるようにしている事務所も多く、お勧めです。

以下の(いわゆる)四大法律事務所の中から、自分にあう事務所・分野のニューズレターを受け取ってみるのはいかがでしょうか(弊社(Hubble)のメンバーには、学生の頃に森・濱田松本法律事務所のニューズレターを見て法改正の概要を把握していた者もいました)。

セミナー・ウェビナー情報

短時間でその分野に関する業務に必要な知識の見取り図を知ることができるものから、専門的なものまで、幅広く存在するウェビナーも、日々のインプットには有用です。

これまで紹介してきたメディアの運営主体や法律事務所が開催するセミナー・ウェビナーも勿論存在します。また、特に最近では、リーガルテックベンダーによる無料のセミナー・ウェビナーも数多く存在します。是非、以下のサイト(これでもほんの一部です!)から、気になるウェビナーを予約してみてください!

(これらのセミナーは、無料のものが多いです!)

【雑誌について】

本格的なリサーチをするうえでは、法律雑誌・書籍の参照は欠かせません。これまで雑誌を購読したことがない、あるいはあまり雑誌に目を通すことができていないという方には、法務担当者や弁護士が執筆した比較的短めの(=即効性の高い)記事が多い雑誌として、「ビジネス法務」や「会社法務A to Z」をまずはおすすめします。

購読は少しハードルが高いと感じる方は、自社の事業や気になるテーマについて特集が組まれている号をお試しで購入してみてはいかがでしょうか。

SNS

法律に限らず、日々様々な情報に触れるためには、SNSは欠かすることができません。また、双方向的なコミュニケーションが可能で、不特定多数に向けて疑問を投げかけることができるのも、SNSのメリットでしょう。

代表的なSNSであるtwitterでは、法律に限らず、日々のニュースを手軽に知ることができます。時事ニュース全般を知りたい場合には、NHKニュース日経電子版のtwitterアカウントをフォローすることをお勧めします。

法律系のニュースや情報もtwitterで知りたい!という場合には、まずは自分が知っている弁護士・法務の方のアカウントをフォローするところから始めてみましょう。いいね・リツイート機能で自分のタイムラインに流れてくるアカウントの中からお気に入りのものをフォローするなどして、徐々にフォロー数を増やしていくと、無理なく情報収集をすることができると思います。

【ブログ】

直接的に役立つという機会は多くはないかもしれませんが、実際に法務として働く方が執筆するブログもおすすめです(過去の記事でも関連記事として紹介させていただいたものもあります!)。


毎年年末に「法務系アドベントカレンダー」という企画があり、持ち回りで法務の方がブログを投稿しております。いくつか記事を見てみて、気になる方がいればお気に入り登録してみましょう!

最後に

本記事で紹介しましたメディアが、読者の皆さまの効率的なリサーチ・インプットに資するものでありましたら幸いです。是非、日々の業務にお役立てください(勿論、このLegal Ops Labのチェックもお忘れなく…!)。

…とは言うものの、個別的な案件に対するリサーチはともかく、日々のインプットに役立つメディアに毎日アクセスして、ページに変更が無いか確認をすることは、時間的にも精神的にも大変です。そこで、これらのメディアにどうアクセスするかも重要となってきます。

近く、このテーマに関する記事も執筆し、公開する予定です。ぜひお楽しみに!

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