【2021年版】現役法務パーソンとLOLが選ぶ、今年読んでよかった記事10選!

この記事でわかること
  • LOL編集チームが厳選する、2021年読んでよかった記事
  • 今年登場頂いたリーガルパーソンの皆様が選ぶ、2021年読んでよかった記事
目次

はじめに

みなさん、こんにちは。
いよいよ2021年も残すところ数日となりました。今年も非常に多くの良質な法務系記事が公開され、シェアされてきました。
そんな記事のうち、特に読んでよかったという記事を、LOL編集チームが独断と偏見で選びます(敢えてLOLの記事は選出しておりません)!
また、今年LOLのインタビューに登場頂いた皆様にも記事をピックアップして頂きました!

2021年の振り返りと年越しを共にする記事を探すためにも(?)、ぜひご覧ください!

LOLインタビューに登場した法務パーソンが選ぶ、今年読んでよかった記事

① 第1世代に聞く 日本のジェネラル・カウンセルの「現在地」(GVA assistリーガルテックマガジン)

公開当時SNSでも話題になった、人気企画「これからの企業法務マガジン」からのピックアップ。
日本ではまだ未発達とされるGC(ジェネラル・カウンセル)という立場からのお話にはなっていますが、日清食品ホールディングス株式会社の執行役員・CLOを務める本間正浩氏からのお言葉は、全てビジネスに貢献する「法務のあり方」を指し示しており、全企業法務パーソンに参考になる内容と言えるでしょう。

紹介者のコメント


ビジョナル株式会社 法務室長 小田将司氏

前編の「ビジネスの中で、流れに流されず、かつケンカしない。これってやっぱりすごい大切な能力ですよ。」のところ、本当にそのとおりだと思っていて。すごく言語化難しいところなのですが、的確な表現だなと思いましたね。 あとは後編の「逃げないこと。結論を出すこと。最悪間違っていても仕方がないという覚悟で、曖昧なことは言わないこと。」ですね。ここは自分もとても大事にしているところで、本間さんのような大先輩が同じこと考えているというのは自分にとってすごく勇気づけられました。
> 「よく、「こういう条件が揃ったら問題ありません」とか言いますでしょ? じゃあ条件が揃わなかった結果、プランが上手くいかなかったとき、「あのとき『こういう条件が揃ったら』と言いましたよね?」と言ったところで、絶対に信頼は得られませんよ。言い訳にしか聞こえませんもの。そして、実際にこれはただの言い訳ですから。だったら、まだ「失敗しました、ごめんなさい」と言ったほうが遥かにマシですよ。」
このあたりとか最高ですよね笑

② 【解説】「法務は保守的」は時代遅れ。現役CLOに聞く戦略法務(Job Picks)

同じく法務のキャリアに関するインタビューを、非法務系の媒体「Job Picks」からピックアップ!
日本ではまだまだ少ないCLOというポジションで活躍する、READYFOR株式会社の草原敦夫氏が見ている世界に迫る良記事です(全ての内容をご覧頂くには無料会員登録が必要です)。
草原氏には、今年7月に開催されたLegal Innovation ConferenceでもCXOをテーマにお話し頂いており、こちらの書き起こし記事と合わせてお読みになることをお勧めします!

紹介者のコメント


LAPRAS株式会社 法務部門責任者 飯田裕子氏

>リスクを取らなければ成長できませんが、リスクを取りすぎると足元をすくわれます。バランスを考え、正しくリスクを取らなければ、持続可能な成長は望めません。
という部分が、ベンチャー法務として自分も大事にしている部分だけど、なかなか言語化出来てなかったので、「持続可能な成長」って言葉がすごくしっくり+目指す場所がはっきりしました!

③【スタートアップPG連載ブログ】第1回:株主総会や取締役会の手続は、どこまでメールやSlackで処理できるか(TMI総合法律事務所Blog)

TMI総合法律事務所
【スタートアップPG連載ブログ】第1回:株主総会や取締役会の手続は、どこまでメールやSlackで処理できるか...
【スタートアップPG連載ブログ】第1回:株主総会や取締役会の手続は、どこまでメールやSlackで処理できるか...第1回は、「株主総会や取締役会のような会社法上の会議体の開催プロセスはどこまでメールやSlackで代替可能か」という問題を中心に、会社法上のルールを確認します。

五大法律事務所の一角を成すTMI総合法律事務所が、昨年から開始したブログ記事からピックアップ!
法律事務所ならではの先端的なトピックも多い中、本記事では、実務上活用するツール(メールやSlack)を活用したオペレーションが、会社法等に照らして適法なのかを考察する、まさに「法と実務をつなぐ実践的な記事です。

紹介者のコメント

④ DX推進リーダーに求められる5つの心構え(ZDNet Japan)

法務系の媒体以外からのピックアップ!(JDNet Japanの内容をご覧頂くには無料会員登録が必要です)
「DX」を流行り言葉で終わらせず、期待されたアウトプットを実現するための高い視座からの内容になっています。DXという切り口になっていますが、普遍的なリーダーの心構えを示す内容として捉えることも可能です。

紹介者のコメント


株式会社SHIFT 法務グループ長 照山浩由氏

記事の良かった点は、
・DXは、ツールを入れるだけではできないことが明確になっていること
・DXを進めるうえでの姿勢や心構えが端的に記載されていること
・DXを進めて何を獲得するべきか、明記されていること
が挙げられます。短い記事ですが、あらためて、DXを考える際にはいい記事だと思いました。

⑤ 法務パーソンが考える新しい契約のかたち—デジタルベースの統一規格化と個別化(サインのリ・デザイン)

法務系ブログとして存在感を放ち続ける「サインのリ・デザイン」からのピックアップ!
文字ベースで作成され、イージーオーダーが当然とされていた「契約書の常識が変わる未来への現実的な道のりを描いていく記事となっています。秘密保持契約を統一企画化するプロジェクトとして、OneNDAもご紹介頂いています。

紹介者のコメント


株式会社ビットキー Manager of Legal & IP 保泉綾香氏

依頼者やエンドユーザが、もっとスムーズに判断していくために、契約関係を整理し、わかりやすく伝える方法を考えていかなければと改めて感じた記事でした!
ちょうどこの頃に、少し難しい契約書の中身を、チャートにしたり、10枚くらいのスライドにしたら営業部門にとても評判が良かったということがあり、契約書自体が依頼者に歩み寄っていくことを考えさせられました。

LOLチームが選ぶ、今年読んでよかった記事

⑥ 「事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック」著者と編集者が語る 事業と法務の健全な関係の築き方(BUSINESS LAWYERS)

法務系ブログのスタンダードのポジションを築いている「BUSINESS LAWYERS」からのピックアップ!
「事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック」著者の宮下和昌弁護士を中心に、経営に評価される法務となるための考え方が紹介されています。
キーワードは「プロジェクトマネジメント」。詳細は是非記事をご覧ください!

⑦ ルールメイキング戦略を実践すべき3つの場面──法律実務家と協働する事業開発とは 第二回(Biz/Zine)

近年話題となっている「ルールメイキング」に関する書籍出版を記念した連載を、「Biz/Zine」からピックアップ!
ベンチャーやスタートアップ企業が新たなビジネスを始めるにあたり、どのようにルールと向き合ってアクションするべきなのかを、『ルールメイキングの戦略と実務』(商事法務)を執筆した弁護士陣が語ります。
仮に規制がなかったり、不明だった場合であっても、敢えて先んじて自らルールを作りに行くことが時には必要である、など事業や市場の将来を見据えた指摘が印象的でした。

⑧ 第1回 【弁護士が解説】 NFTとは? 法規制と実務上の留意点(BUSINESS LAWYERS)

2021年に「先行する技術と法規制との関係性」を考える格好の題材となったのは「NFT」(Non-Fungible Token)でした。
本記事では、NFTに関するよくある誤解から実際に現行法上の位置付けが、非常に端的にまとまっています。目下のところでは業務に使用しない皆様でも、一度ご覧になることをオススメします!

⑨ 【連載】契約書修正交渉のコメント実務 法務担当者5人の実践例と伝え方(BUSINESS LAWYERS)

今回最多の3つ目となる「BUSINESS LAWYERS」からピックアップしたのは、こちらもSNS上で話題をさらった、契約交渉に関するこちらの記事です。
本記事は、全5回の連載記事の第1回目で、現役法務パーソン5名のディスカッション形式となっています。契約交渉にまつわる法務パーソンのリアルな悩みやプラクティスが赤裸々に語られており、共感できる部分が非常に多いのが特徴です。

⑩ ゲーム効果音の保護の可能性について考える-すぎやまこういち先生を偲びながら(骨董通り法律事務所コラム)

コラム
ゲーム効果音の保護の可能性について考える-すぎやまこういち先生を偲びながら 橋本阿友子|コラム | 骨...
ゲーム効果音の保護の可能性について考える-すぎやまこういち先生を偲びながら 橋本阿友子|コラム | 骨...ようやく秋らしくなった10月初頭、尊敬してやまないすぎやまこういち先生の訃報を知りました。多くの偉業を遺された先生ですが、東京オリンピック2020の開会式でも利

上記のいずれとも少し色が異なる、骨董通り法律事務所のコラムを最後にピックアップさせて頂きました。
この記事の内容が、即座に実務に役立つという方はかなり少数だと思います。他方で記事を読むと、著者のゲーム愛や音楽愛は多くの方が共通して感じられると思います。あくまで「仕事は仕事」という割り切り方もある一方で、自らが携わる業界や世界に興味に強い興味や好奇心を持てることの素晴らしさを、再度認識させられる記事でした。

まとめ

最後までお読み頂きありがとうございました。2021年のLOLの記事は、本稿が最後となります。
2021年6月に立ち上げたこのLegal Ops Labは、ベンチャー・スタートアップのためのメディアとして、「中立性」を保つことを重視しつつ、半年間でちょうど30の記事を世にリリースさせて頂きました。今回紹介させて頂いた、2021年に公開された他の素晴らしい記事に負けず、我々の30記事のうち一つでも皆様の心に残ったり、実務に活かせた記事があれば、これ以上の幸せはありません。
2022年も変わらず、多くの法務の皆様のリアルな声に耳を傾けながら、記事をお届けしますので、是非引き続きのご愛顧を頂けたら幸いです。

それでは皆様、(改めてLOLの記事や本日ご紹介させて頂いた記事をお読みになりつつ)良いお年をお迎えください!

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