【イベントレポート】法務をアップデートせよ、これからの時代に求められるマインドセット

皆さん、こんにちは🙋‍♂️

2019年3月4日(月)にMicrosoft 品川本社にて開催された「Hubble × Legal Technology × BUSINESS LAWYERS presents – 法務をアップデートせよ、これからの時代に求められるマインドセット」に、株式会社Hubbleの取締役CLOである酒井智也弁護士が登壇するということで、インターン生としてイベントに同行しました。以下にイベントの内容をレポートします。

目次

イベント概要

「これまで専門家や法務担当者の価値の源泉とされていた“法律知識・情報”が、AIをはじめとするテクノロジーの力により共有されるようになった場合、社会にどのような変化が起きるのか」というテーマのもと、株式会社Legal Technology 代表取締役CEOの二木 康晴 弁護士、株式会社Hubble 取締役CLOの酒井 智也 弁護士をパネラーとして招き、リーガルテックが変える情報共有の現在と今後について話し合う、といった内容でした。

冒頭、松本さんからは、「BUSINESS LAWYERSの公開から3年が経ち、法務のあり方の変化を感じている。今日はリーガルテック業界を牽引するお2人からたっぷりとお話を伺いたい」と開催の趣旨が述べられました。

Hubbleのサービス紹介

はじめに酒井さんから当社の製品であるHubbleについての説明がありました。

テクノロジーの力で法務に起こる変化

酒井さんは、法務の業務には大きく分けて「本質的業務=コミュニケーション・知恵(リーガルマインド)を使う業務・法的知識や経験で処理できる業務」「非本質的業務=ドキュメントや情報の管理などの事務処理・事務作業」の2つがあると説明。

今後テクノロジーの力により法務に起こる変化については、非本質的業務が効率化し、さらに専門知識がシェアされることによって、本質的業務が法務担当者のみに独占されるという状況が起こらなくなる、と予想しました。

Hubbleのアプローチ

法務ドキュメントのバージョン管理システムであるHubbleは、情報の散財や属人化などのドキュメント業務を、ローカルのWordへの完全特化・ドキュメントに対するコミュニケーション・バージョンの整理・ナレッジの蓄積・差分管理の簡易化・ストレスフリーな共有、などの強みを活かし法務における課題の解決を試みる、という説明がありました。

パネルディスカッション

次に、事前に受け付けた質問に対して酒井弁護士と二木弁護士がそれぞれお答えする、という形でパネルディスカッションが行われました。(以下、酒井弁護士=酒、二木弁護士=二)

法務業務におけるリーガルテックの現状と課題

酒「海外と比べると遅れを取っているが、少しずつ浸透している。クラウドで情報を保管することへの不安を取り除くことが必要。」

二「リーガルは地域によって閉じていることが問題であり、米での成功例を日本にそのまま導入することは難しい。」

テクノロジーの進化によって、法務知識はどのように共有されるのか

酒「Hubbleの利用によって共有が可能。」

二「共有される以上、活用しやすい形になっていく。用語・社内外の知識のフォーマットの統一、共有がなされることが理想的だ。」

法務知識が共有されるようになると法務部の仕事はなくなるのか

酒「今までは事業部との距離が遠かった。これからは、事業部と密にコミュニケーションを取り、共に新たなビジネスを立ち上げるというスタンスが求められる。」

将来、法務部や法律事務所の役割は変わってくるのか

酒「リーガルマインドを全く違うビジネスにも活用していける。今後テクノロジーが発達していく中で、急速に増えていく新しいサービスと法律の接点を考えられる人材はニーズがある。」

これからの時代に求められる法律家のスキル、マインドセットとは

酒「業務が効率化し、知識・経験がシェアされるに伴い、リーガルマインド(適法性を法の趣旨に遡って考える力)や、相手との交渉、会社内での法的な議論などといった、人と接点を持って上手く案件を進める力が求められる。また、ビジネス的な視点をもったリーガルパーソンが重宝される時代になるだろう。」

二「GoogleがYouTubeを買収し、法務関連問題の解決を図り、新しく著作権侵害を阻止する新たなシステムを作ったことにより成功した、という事例などを例にとって、経営者にリーガルの重要性を啓蒙していくことが必要。」

まとめ

今回の議論を大まかにまとめると、海外に比べてリーガルテックの分野で遅れを取っている日本においてまず行うべきなのは、クラウドで情報を保管することへの不安を取り除くことと、会社経営者にリーガルの重要性を認識させることであり、今後テクノロジーの発達が進み法的知識と経験の共有が行われると、ビジネス的な視点、相手方との交渉や法的な議論を進めるためのコミュニケーション能力、及びリーガルマインドなどが法律家に求められるだろう、といった内容でした。

インターン生として初のイベント参加だったので少し緊張していたのですが、酒井さんの穏やかな語り口調のおかげでリラックスすることができました。イベント自体は、まだリーガルテックについて詳しくない私でも理解のしやすい内容で、リーガルテックによってもたらされるであろう明るい未来が容易に想像することができ、Hubbleの広報担当としてもっとHubbleという製品の魅力を世界に伝えていきたい、と思いました。法学部でありながら法律に関心がなかったのですが、今回のイベントで少しだけ弁護士という職業に興味が湧いた気がします。

今回の反省点としては、ケータリングとして出されたサンドウィッチのあまりの美味しさに夢中になってしまい、イベントの参加者の方々とあまりお話しすることが出来なかったことです。次からは様々な業界の方とお話しをして、自身の見聞を広めていきたいと思います。

(書き起こし・編集:Hubble PR担当 陳益絵)

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